先日15日をもちまして営業を終了いたしました。

暑い中連日多くのお客様が足を運んで下さり、温かな時間を過ごすことができました。

本当にありがとうございました。

これまでのお客様との歴史と底力をひしひしと感じるとともに、最近お店を知って下さったお客様や若い世代のお客様のさわやかなたたずまい、たくさんのお顔が浮かび、お店をやってきてよかったと心から感じるこの頃です。

最後の数日は定番のお菓子だけを焼き揃えて、改めてその奥深さといぶし銀の輝きに打たれ、ホールのデコレーションケーキを仕上げながらお菓子屋の原点に返りました。ここ数年取り組んできたかき氷に一つの成果を得られた夏でもありました。まだまだですが。

この場所を卒業するということは、そんな機会がなくなってしまうことでもあり、これまで様々な機会にお店のお菓子と共に過ごして下さった方々のことや、一人でお金を握りしめて、またはお母さんやお父さん、おばあちゃん、おじいちゃんに連れられてお買い物に来てくれたお子様たちのことを思うと最後まで悩みました。

お店がそこにあって、扉をガラガラと開けて入れば店員さんとお客さんが出会って、手から手へ、物静かでもおしゃべりに花が咲いても誰でもお買い物や喫茶の時間を過ごすことができる場所。とってもアナログなこの空間が大好きです。

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